興風会の最も大きな事業の一つが『育英奨学金事業』です。
これは、野田醤油株式会社(現在のキッコーマン)初代社長である茂木七郎右衛門翁が、還暦を迎えられた大正9年に、「野田謝恩会」という会を創立し、当時日本ではほとんどなかった育英制度に私財を投じてこられたのが始まりで、昭和15年に興風会がその事業を引き継いだものです。
今年は、その野田謝恩会が創設されて100年目という節目の年にあたります。
100年の間に育英制度の恩恵を受けた卒業生たち<貸資生といいます>は、その後「和楽会」という自主的な組織をつくりました。和楽会は、毎年8月に総会を開いておりますが、本日、8月23日はその和楽会総会の日です。
創立100年ということで、今年は、和楽会総会に先立って、育英制度を創設していただいた茂木七郎右衛門翁を偲び、大森幹事長を中心に幹事の皆さんでお墓参りを行いました。
その後、興風会館へ戻り、和楽会総会です。その前に・・・
今年の参加者全員で恒例の記念写真撮影を行いました。
例年は、総会・講演会の後、お食事や飲み物を囲んで懇親会も行われるのですが、今年に限ってはコロナウイルス感染防止の観点からそちらは中止となってしまいましたが、そんな中でも28名の貸資生の方々にお集まりいただきました。総会が終了するお昼頃には急に大雨が降り始め、参加者の多くが押し止めを食うというハプニングもありましたが、今年の和楽会総会も無事終了。参加者の皆さんありがとうございました。